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私小説という哲学
『私小説という哲学』
−日本近代文学と「末期の眼」−

岡庭 昇 著
376ページ/4-6版上製
本体価格2,800円+税
ISBN4-902059-06-1
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第1章 私小説という哲学
 私小説という哲学 川崎長太郎を例として

第2章 「死」の発見
 「死」の発見 私小説の逆説について

第3章 「末期の眼」に映るもの
 末期の眼 芥川龍之介の世界
 斥けられた自然 川端康成の世界

第4章 「死」からふり返る
 自然の中の「死」梅崎春生の世界
 労働の中の「死」椎名麟三の世界
 戦略としての私小説 島尾敏雄「死の棘」の世界

第5章 「死」を越えて
 徳田秋声の晩年 「私」を超えるもの
 夏目漱石が探り当てたもの 総毛立つ実存

第6章 「死霊」
 「死霊」 負の弁証法

あとがき

日本に純文学があり得るとすれば、それは「私小説」を措いてはない。本書は日本近代文学を貫く「死の発見」をテーマとした長編評論である。
 
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